HOME
solution
TECHNOLOGY
PARTNER
NEWS & EVENT
COMPANY
CONTACT US
 
USER INTERVIEW
ミサワホーム
ロジスティクス・プランナー
     
 
「地球環境大賞」「グッドデザイン賞グランプリ」「消費者志向優良企業表彰」など、 ハード・ソフトの両面で高い評価を受けているミサワホーム。創業以来、ハードとして の「家=ハウス」ではなく、家族の幸せのために大切なソフトを含めた「ホーム」を作 るという考えのもと、常に市場をリードする提案を続けている。
資材・建材の物流体制については、10年以上前からミサワホーム独自の全国配送体制を 構築し、各地の良質な建材・部材を低コストで全国の施工現場に供給している。このよ うな独自の物流ネットワーク構築の背景には、物流に対するミサワホームの2つの基本 観がある。

1つは“建材には建材に適した物流が必要である”ということ。建材は荷姿が悪く、積 載効率を上げ難いことに加え、輸送中の破損率の高さも問題だった。ミサワホームでは 様々な形状の建材に適合する6種類のパレット(=モジュール)を開発し、建材版パレ ット輸送を実現。このモジュールは、組み合わせると10tトラックにちょうど収まる独自 の荷量単位であり、これにより効率的な配送が可能となっている。

もう1つが“物流の効率化を追求すれば共同化に行き着く”ということ。「全国至る所で ミサワと他社の施工現場が近接している。であれば、1台の車両で両者の資材を1回で配 送するのが効率的な配送方法だ。ミサワの物流ネットワークを業界の物流インフラとして 活用できれば、業界全体の物流コストを下げることができる。」という考え方だ。

2002年に関東、特に首都圏地区にシステム導入が行われたが、ミサワホームではe-SmarTrackの活用により、“2つの大きなメリットが得られた”と、その導入効果を高く評価 している。

■ 想定どおりのコスト削減効果
自社でこれだけ大規模な物流ネットワークを運営していくには、何よりもローコストオペ レーションが大きなテーマとなる。e-SmarTrackの活用により最適な配車組みが短時間で行 えるようになり、車両の積載効率・回転効率が大幅に高まった。「コスト削減効果は事前 の想定通りで、非常に満足できるレベル」となった。

■ 輸配送業務の“標準化の仕組み”の確立
「物流業務は生産や販売などに比べ、標準化が遅れた分野である。標準化されていないか ら、計画が立てにくく、改善のための施策もその場しのぎになりがちだった」。
今回のシステム導入により、e-SmarTrackという第三者的・客観的なシステムが荷主と輸送 会社における“輸配送の物差し”として機能することとなり、「業務に無駄がなくなり、効 率的な輸配送業務に自然に収斂してゆく」ことができた。これはミサワホームだけにとどま らず輸送会社にとっても大きな導入効果となった。さらに、輸送会社サイドでは配車業務の 簡素化と平準化が推進され、間接経費面のメリットも実現することができ、「まさに両社に とって利益がもたらされるシステム」となった。

今後は、増改築の増加に伴う物流の小口化・短納期化への対応に加え、共同配送事業を 推進していき、この物流ネットワークを“建材の宅配便”サービスに進化させたい。 “建材の宅配便サービス”は業界のインフラとなる物流ネットワークであり、必要な ときに、必要なだけ資材が調達できる柔軟な物流サービスである。システムの基本設 計は完了しており、実現に向け引き続きイートラック社との取り組みを強化していき たい。



 資料請求はこちら