経済産業省主管の 「平成21年度低炭素社会に向けた技術発掘・社会システム実証モデル事業」に採択された 「流通小売に資源物物流(リバースチェーン)を組み込んだ動静脈一貫物流事業」にて e-TRACKサービスを活用
イー・トラック株式会社
イー・トラック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石田明也)の提供する、自動配車・配送計画最適化ASP・SaaSサービス「e-SmarTrack」、並びに、携帯電話を利用したリアルタイム集配進捗・予実管理ASP・SaaSサービス「e-DynaTrack」が、経済産業省が主管する「平成21年度低炭素社会に向けた技術発掘・社会システム実証モデル事業」として採択された「流通小売に資源物物流(リバースチェーン)を組み込んだ動静脈一貫物流事業」にて活用されました。
「流通小売に資源物物流(リバースチェーン)を組み込んだ動静脈一貫物流事業」では、生活協同組合連合会コープネット事業連合が荷主、協栄流通株式会社が運送事業者として、千葉県内のコープ各店舗への商品配送(動脈物流)のトラック車輌の戻り便で各店舗での資源物を回収し(静脈物流)、動静脈一貫物流を実現することで物流コストとCO2の削減、並びに、資源循環率の向上を目指しました。
本事業を実現するために、各店舗に設置された資源物量計量器(エコキューブ)で計測した資源物(ダンボール・雑古紙・牛乳パック、魚箱・トレー・ペットボトル・たまごパックを対象)の排出量データ(重量・体積を基に「カゴ車」換算)を、ネットワーク経由でリアルタイムに送信し、配車計画を作成(e-SmarTrack)後にドライバーの携帯電話上にその計画を送信・反映させ、商品の納品完了、並びに、資源物の回収完了のステータスをドライバーの携帯電話操作によってリアルタイムに送信・反映・進捗管理(e-DynaTrack)できる動静脈一貫物流システムを構築しました。
なお、本事業は、株式会社エックス都市研究所、株式会社市川環境エンジニアリング、イー・トラック株式会社、株式会社グリーンシンク、東京都市大学(事業監修)、野田市(実証協力、事業アドバイザー)により検討・推進されました。
結果として、本事業の実施により14%のCO2削減率を達成し、改善効果が発揮されることを確認できましたので、今後は流通小売業界を中心にその他異業種への拡大展開が期待されています。
当社は引き続き、本実証事業での成果を踏まえ、物流コストの削減のみならず、CO2削減による環境負荷低減を目指したIT輸配送ソリューションASP・SaaSサービスの一層の充実と進化に邁進し、お客様の物流・ロジスティクスのIT化・効率化の推進に貢献してまいります。
【実証事業の仕組み】
「コープから広がる エコの輪」/コープネット (動画資料)
【事例紹介】
平成22年12月「グリーン物流パートナーシップ事業事例集」/経済産業省、国土交通省 (28MB)
http://www.greenpartnership.jp/pdf/active/kaigi/09/haihu/case.pdf
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